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天国旅行記 二周目

クジャクヤママユガ破砕日記
House Of Memories

節度を持って飲みましょう。(何を、については、言葉を飲む)



テン 「新型コロナの影響で、『飲み会』って文化が無くなっちゃいましたね〜」

麻呂 「お酒を飲むなら自宅で、って風潮だよな」

テン 「ボクはお酒を飲まないから分からないんだけど、お店で飲む方が良いんですかね?」

麻呂 「やっぱりお店の方が料理が美味しいしな」

テン 「あー、お刺身とか」

麻呂 「お通しとか」

テン 「数ある料理の中から、『お通し』を一番に選ぶ人ってあんまり見ないよね」

麻呂 「スパゲッティサラダが恋しい」

テン 「しかも、既製品を取り分けただけみたいなお通し」

麻呂 「まぁ、多人数での飲み会だと好ましくない人もいるから、お店で飲むのも一長一短ではあるな」

テン 「マナーのなっていない人とかいるよね〜」

麻呂 「キス魔とかな」

テン 「酔うと、誰それ構わずキスをしてくる人」

麻呂 「そうなんだよな。バスに酔うだけでキスしてくるし」

テン 「それはもう、別次元のキス魔じゃないかな」

麻呂 「その人、この前、セグウェイで酔ってた」

テン 「近未来の乗り物で誰それ構わずキスを仕掛けてくるって、ちょっとした恐怖だよ」

麻呂 「あと、泣き上戸とかね」

テン 「酔うと、泣き崩れちゃう人。一概には言えないけど、場が盛り下がっちゃいがちだね〜」

麻呂 「『何故、私はこんなにも美しいんだぁああ』って号泣していた」

テン 「自分に酔って泣いちゃうんだ。情緒大丈夫? その人」

麻呂 「そういった人間関係的な煩わしさを考えると、自宅で飲んだ方が面倒じゃなくて良いな」

テン 「そうすると、麻呂さんは、どっちかって言うと家飲み派なんだ」

麻呂 「今日は3LDKに挑戦しちゃうぞ、みたいな」

テン 「家を飲む方の『家飲み』派閥なんてのは寡聞にして存じ上げてなかったなー」

麻呂 「家具が多いと飲みこめないから、家の選定には注意を払う」

テン 「そんな前提で家を選定していたら、ただのイカれた不審者だよ。
    大体、そんな好みとかがあるの? 飲む家に」


麻呂 「家飲みだからな。飲めるのは家のみなんだ」

| Text | 23:59 | comments(0) | - |
暁闇:ぎょうあん
今までで一番、書いてて楽しかったです。おかげでこんな長さに……。



麻呂 「新しい童話を作ってみた」

テン 「へー。あ、ポテチあるけと食べる?」

麻呂 「何だよ!! もっとオレの童話に興味を持てよ。
    ノリノリで『どんな物語なんだろ? 超気になる〜♪』とか言えよ」


テン 「イヤだよ。童話一つでキャラ崩壊なんてしたくないよ」

麻呂 「いや、そこは、『キャラ崩壊なんてしたくないよ〜♪(ゝω・)v』みたいなノリで」

テン 「分かった。分かりました。
    これ以上はウザいから、その新作の童話を教えて下さい」


麻呂 「全く、素直じゃないな」

テン 「麻呂さんの大切なものが是非とも爆発するように、星に願いを掛けておくわー」

麻呂 「という訳で、黒麻呂作の童話"ヘンゼルとグレーテル 3D" のはじまりはじまり〜」

テン 「待って。何それ? 何が飛び出すの? 3Dって。
    大体、"ヘンゼルとグレーテル" は昔からある童話じゃん。パクリって事じゃん。
    色々とツッコミきれないよ。その童話」


麻呂 「"3D"の部分は、未来感を出す為に最近の映画をリスペクトしただけで、特に意味は無い。
    "ヘンゼルとグレーテル" を下地にした童話だから、タイトルもそうなってるだけ」


テン 「まとめると、オールパクリって事じゃないか」

麻呂 「古典であるヘンゼルとグレーテルに、現代のスパイスを入れたんだよ。
    まぁ、とりあえず、話の内容を聞いてみてよ」


テン 「はぁ……」

麻呂 「ある日、ヘンゼルとグレーテルという兄妹が、色々あって森に置いてけぼりにされましたが、
    偶然、お菓子の家を発見しました」


テン 「はしょりすぎだよ。物語としての流れを大事にしてくれ」

麻呂 「元々、建築に興味のあった兄妹は、お菓子の家の耐震性について調査する事にしました。

    ヘン 『ふーん、このお菓子の家、見た目は美味しそうだけど、壁や柱は乾パン製なのか。
        何というか、チョイスが渋いね』


    グレ 『ついでに言うと、各パーツの接着は水飴みたいね。お兄様。
        一般に流通している糖の融点は摂氏50℃前後だから、
        耐震性云々以前に、ちょっとした猛暑日で崩壊するかもね。ウフフ。楽しみだわ』


    そんな二人の熱心な討論を目にして、出るに出られない魔女」


テン 「なんか、ちょっと良い人っぽいな。魔女。
    あと、グレーテルは、思春期にありがちな破壊衝動をもう少し抑えた方が良いね。
    『ウフフ』じゃねーよ」


麻呂 「そんな中、魔女は、遂に兄妹の前に姿を現す事にしました。
    ところが、その姿を見た二人は、魔女に怯む事なく、逆に嬉しそうな笑顔を浮かべてました。

    ヘン 『ようやく姿を現したな。森の魔女め。
        僕達は教皇庁直属の魔女狩り部隊"グリム"の一員なのさ』


    グレ 『覚悟を決めなさい。この薄汚いメス豚め!!』

    なんということでしょう。二人はむしろ攻勢に出たのです」


テン 「いや待て。おかしい!! 何だ? この展開!!」

麻呂 「すると、兄妹の周囲が輝き出しました。

    ヘン 『初撃で決めるぞ。契約に従い顕現せよ!! 
        我が盾 "天使突抜(ヘンゼル・エンゼル)" !!!!』


    グレ 『黄昏よりも昏きもの 血の流れよりも(後略)
        我が剣 "出灰(グレーテル・グレイ)" !!!!』


    二人は能力を解放し、魔女に向かっていきました」


テン 「童話の概念がことごとく崩れてる!! 何だよ、能力って!!
    大体、二人の能力名、漢字名の方はどっちも大阪の地名じゃん」


麻呂 「最近、読み方を覚えました」

テン 「覚えたての単語を使いたがるとか、中学生かよ」

麻呂 「そして、数十分後、闘いはまだ続いていました」

テン 「初撃で決められなかったのか。ヘンゼル……」

麻呂 「二人は、段々と焦りの色を見せてきました。

    ヘン 『く……、このままでは埒があかない。グレーテル!! あれを頼む!!』

    グレ 『分かりましたわ。お兄様。
        万象一切灰燼と為せ!! 第一の剣撃!!
        "加速粒子砲 ver.α(グレイト・グレイ・レイ)"!!!!』


    その瞬間、森と周囲に存在していた村々は、その歴史に終止符を打ちました」


テン 「強すぎだよ!! グレーテル!!
    というか、加速粒子砲を発動できるって、一体何者? グレーテル」


麻呂 「いや、グレイを召喚してるから……」

テン 「え? もしかして、"グレイ"って宇宙人のグレイ?」

麻呂 「異星の超科学で戦うのがグレーテル」

テン 「もう、何時代が舞台なのかすら分からない童話になってる」

麻呂 「無慈悲に振り下ろされる重厚なるクレイモア。
    しかし、その一撃を喰らいながらも、魔女は無傷で立っていました」


テン 「魔女、強ぇー!!」

麻呂 「魔女は、静かに口を開きました。

     魔女 『威勢の良い事を言っていたから、どんなものかと思ったら、この程度かい?
        まぁ、面白いものを見せてもらったし、お礼にワタシの能力も見せておくかね』


    ヘン 『く……』

     魔女 『水に溺れよ。欲に溺れよ。味に溺れよ。
        出でよ!! "廿山(ウィッチ・ザ・ウェルチ)"!!
        さぁ!! 美味しいウェルチのブドウジュースを存分に食らいな!!』


    そして始まる絶望」


テン 「しょぼっ!! 魔女の能力、しょぼっ!!」

麻呂 「遂に能力を使ってきた魔女。その威力の前に、兄妹は窮地に立たされてしまいました」

テン 「何でだよ」

麻呂 「次々と出てくるウェルチのジュースの前に、二人は平伏するしかありません。

    ヘン 『く……、このままでは、負けてしまう……!!(ゴクゴク)』

    グレ 『お兄様の盾も効かないなんて……(ゴクゴク)』

    ウェルチのジュースって美味しいよね」


テン 「飲んでんじゃねーよ!!」

麻呂 「この窮状の中、ヘンゼルは一つの賭けに出る事にしました。

    ヘン 『仕方ない……(ゴクゴク)
        これだけは使いたくなかったが……(おかわり!!)
        グレーテル、すまない……(ゴクゴク)』


    グレ 『気にしないで。お兄様(グビグビ)
        "アレ" を使うのよね(ゲフー)』


    すると、ヘンゼルは今までに聞いた事の無い呪文を詠唱し始めました」


テン 「良いシーンなんだから、もうちょっと緊張感を持って臨んでくれ。二人とも」

麻呂 「歪む空間。帯電した空気。そして発動する更なる絶望。

    ヘン 『闇の炎に抱かれて消えろ!!
        天使突抜 最終奥義!!
        "自爆(ケルビム・デスボム)"!!』


    そして世界は平和になりましたとさ。めでたしめでたし」


テン 「待てーぃ!! 何だよ。この取っ散らかった上での爆発オチは!!」

麻呂 「いや、ホントはちゃんとストーリーを考えてたんだけど、
    テンシ君のせいで、こんな爆発オチになってしまった。
    全く、どうしてくれるんだ。一体」


テン 「何でボクのせいで爆発オチになるんだよ。麻呂さんの童話じゃん。これ」

麻呂 「いや、そうなんだけどさ。さっきのテンシ君の願いが叶ったんだよ。
    "麻呂さんの大切なものが是非とも爆発するように"って」
| Text | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
Under Per:アンダーパー
普段は、強烈な理性で抑えつけているんですが、たまに、タガが外れます。たまに?



麻呂 「うーん、何だか下ネタを思う存分に叫びたくなってきたぞ」

テン 「突然、何言っちゃってるんだ」

麻呂 「人は誰しも、下ネタを叫びたくなる時が周期的に訪れると言うだろ」

テン 「そんな周期が訪れた事は無い」

麻呂 「オレは半日周期」

テン 「一般社会に馴染みにくい生き方してるなぁ……」

麻呂 「という訳で、お耳を汚して申し訳ないですが、
    この場で下ネタを解き放っても宜しいでしょうか?」


テン 「まぁ、ここにはヤロー二人しかいないから良いけどね。
    でも、誰がどこで聞いているか分からないから、控えめにね」


麻呂 「では、伏字を使う事にして……、
    ウ◯ンチー!!!!」


テン 「待て待て待て。全く伏せられてない。モロ出ししちゃってる。
    もう少し社会的道義を大切にして!!」


麻呂 「え? "ウインチ" って社会的道義に反してるの?」

テン 「"ウインチ" だったのかよ。だったら伏せる必要ないじゃん。
    というか、そもそも、ウインチー って叫ぶ意味が分からない」


麻呂 「そんな事言ったら、下ネタを叫ぶ意味だって無いだろ!!」

テン 「何でそっちがキレてるんだよ。逆ギレかよ」

麻呂 「ち◯んぽ◯ー!!」

テン 「だから、ちゃんと伏せろって!!」

麻呂 「"ちゃんぽん" もダメなのか?」

テン 「もう、お前の生き様全てがダメだよ」

麻呂 「お◯◯◯◯っ◯◯◯◯ぱ◯◯◯◯いー!!」

テン 「何だか、ナンクロみたいになってきた。
    何? 今度は何て叫んだの?」


麻呂 「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいー!!」

テン 「お巡りさーん。こっちでーす!!」

麻呂 「何を慌ててんだよ」

テン 「いや、今のは完全にアウトだろ」

麻呂 「何を言ってるんだ。男ってのは皆、おっぱいが大好きなんだい!!」

テン 「言い切りやがった」

麻呂 「おしり◯ー!!」

テン 「何だろ? オシリス?」

麻呂 「おしり愛(ラブ)ー!!」

テン 「もう、逮捕されちゃえよ。一度」

麻呂 「常々、おっぱい派を標榜しているオレだが、
    お尻派の主張にも一理あると思っている」


テン 「それはそれは。結構な派閥に所属しているんですね」

麻呂 「さて、大体叫んで満足してきたから、次が最後かな」

テン 「はぁ……、ようやく終わるのか。この最低な会話」

麻呂 「おち◯◯◯◯◯ん◯◯◯◯こー!!」

テン 「で、そのココロは?」

麻呂 「オチは特に無いんでよろしこー!!」
| Text | 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
Base Up:ベア
何か、凄い昔に書いたものが、うっかり出てきましたので、虫干し。



麻呂 「テンシー。ヒマだから遊ぼうよー」

テン 「あー、良いけど、今日、美容院行きたいから、その後ね」

麻呂 「そんなの、オレに任せろよ」

テン 「イヤだ」

麻呂 「そんなノータイムで拒否せずに、、
    もうちょっと悩む素振りくらいは見せろよ。
    これでも、"シザーハンズ" を初夢に見た男だよ。オレは」


テン 「縁起の悪い一年の始まりを迎えているだけじゃないか。それ。
    実績がまるで伴っていない」


麻呂 「シザーハンズだから、一応、ジャンケンではチョキしか出さないけどね」

テン 「それは単に、ジャンケンと頭が弱い人間だろ」

麻呂 「実際のところ、シザーハンズであれば、
    どんだけ素人でも、高枝切りバサミよりは良い仕事するよ」


テン 「そりゃあ、散髪においてはそうでないと困るよ」

麻呂 「そんな細かい事ばかり言ってたら、モテないよ」

テン 「余計なお世話だ。大体、そういうお前はモテるのかよ」

麻呂 「あ、シザーハンズなので、何も持てません」

テン 「上手い事言ったった的なドヤ顔が、すこぶるムカつくなぁ」

麻呂 「ホントは、今の話をオチに持ってきたかったんだけどね。
    おーっと、メタいメタい」


テン 「そういうメタな話をするのは自重してくれ」

麻呂 「しょうがないな。
    じゃあ、シザーハンズは諦めて、バルタン星人にしとくよ。
    だから、さぁ、ほら、早く」


テン 「どういう譲歩の仕方だ。状況はむしろ悪化してるだろ。手先の器用さ的に。
    大体、お前はどう足掻いても地球星人だ。バルタン星には生まれ付いてない」


麻呂 「首から上をスッキリさせてあげるよ」

テン 「あんな大バサミを目の当たりにしてのそのセリフは、ただの殺人予告にしか聞こえない」

麻呂 「分かりました。分かりましたよ。
    じゃあ、安全性を第一に考えて、洗濯バサミを用意するから」


テン 「それだと当初の目的が達成できない!!」

麻呂 「でも、首から上の安全は保証するよ」

テン 「むしろ、洗濯バサミで首から上の安全を保証できないケースが想定しかねる」

麻呂 「まあ、顔のいたるところの肉を洗濯バサミでつまんだ後、一気に引っ張る、
    とかじゃね?」


テン 「一昔前の罰ゲームじゃないか」

麻呂 「猛烈な痛みとショックで、髪の毛がオシャレに抜け落ちるかもしれんね。
    当初の目的、達成だ。やったねテンちゃん。遊ぶ時間が増えるよ」


テン 「もっと穏便な形で髪の毛をセットしたい。
    何で、こんなささやかな願いすら叶わないんだ」


麻呂 「バルタン星人の呪いじゃね?」

テン 「オレ、バルタン星で何かやらかしたっけ? 
    バルタン星の更なる発展と途上を願ってやまない好青年のつもりなんだけど!!」


麻呂 「いや、多分、髪の毛が問題なんだよ。
    ほら、バルタン星人の宿敵であるウルトラマンって、常々、こう言ってるじゃん。
    "ヘア!!" って」
| Text | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
Carry Back:繰戻

「HKT」を、どうしても「北斗」と読んでしまう症状。



麻呂 「新しいアイドルユニットを考えた」

テン 「相変わらず、報われる可能性が限りなく0に近い事を考えてますね」

麻呂 「名付けて、"KRM4.8"」

テン 「え? 4.8? 48じゃなくて?」

麻呂 「4.8」

テン 「いや、自信満々に言い切られても、全然分かち合えてない。
    4.8って事は、メンバの数が4.8人になるけど、
    0.8人ってどういう概念?」


麻呂 「それは……、幼児とか胎児とかじゃないかな?」

テン 「そっちも疑問形なのかよ。
    大体、幼児とか胎児をメンバに入れるって、それは実現難しいんじゃないのかな」


麻呂 「そこは、メンバに保母さんを入れる事で解決を目指す」

テン 「メンバ間の円滑なコミュニケーションを懸念してるんじゃなくて、
    法的な問題が怪しいって話だけどね」


麻呂 「そこら辺も、保母さんに頑張ってもらう」

テン 「一介の保母さんに託し過ぎだよ」

麻呂 「それより、名前の前半の"KRM" が何の略かを考えないと」

テン 「え? 普通に"黒麻呂" の"KRM" だと思ってたけど」

麻呂 「自分の名前はあまり出したくない。シャイボーイだから」

テン 「ここまで自己主張の強いシャイボーイは初めて見た」

麻呂 「"カルマ" の略、ってのはどうだろう?」

テン 「何か重いなぁ……。アイドルユニットですよね? この名前。
    "カルマ4.8" からアイドルの姿は見えてこないなぁ」


麻呂 「じゃあ……、"切り身" の略とか」

テン 「もう、アイドルユニットとして売り出す気が無いよね。それ」

麻呂 「しまった。いつの間にか自分の好物の話にシフトしてしまっていた。
    恐るべきは、切り身の浸透性だな」


テン 「恐れおののく対象が特殊すぎて一切共感できない」

麻呂 「まぁ、元ネタというか、先輩のユニット名が地名の略なんだから、
    "KRM" は、普通に"久留米" とかで良いか。
    オレ達、福岡出身だし」


テン 「何か、アイドルユニットの企画者としてボクも巻き込まれてる感が拭えない」

麻呂 「あとは、"KRM4.8"のメンバとして、保母さんを5人集めないとな」

テン 「え? メンバは全員で4.8人じゃないの?」

麻呂 「4.8人だからね。メンバは、ほぼ5人だ」

| Text | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
Attribute:アトリビュート

何気に、アイボリーのキャラ設定は気に入ってたりします。



麻呂 「五人組の戦隊ヒーローってさ、
    色に対する性格、役割が、大体固定化されていると思うんだよね」


テン 「ん? どういう事?」

麻呂 「つまり、例えば、赤タイツは、熱血漢のリーダ、とか」

テン 「ああ、そういう意味ね。ピンクは必ず女性、みたいな感じね」

麻呂 「黒は、必ず、最終回で赤と白の結婚を見届けながら死ぬ、とか」

テン 「それはジェットマンだけでしか見た事無いけどね」

麻呂 「まあ、黒の致死率は置いとくとして
    そういう、固定化されている部分を打ち捨てた新しい戦隊ヒーロー、
    "機密戦隊 麻呂レンジャー" をオレなりに考えてみた」


テン 「メンバの致死率を置いといた時点で、人として大切な何かも打ち捨ててるよね」

麻呂 「まず、リーダだが、色は"水色" とする」

テン 「水色!! また微妙な色を採用しましたね」

麻呂 「でも、水色って、水の色でもあれば、空の色でもある。
    爽やかなイケメンとして、テレビの前のお母さんの心を鷲掴みだ」


テン 「真っ先に、家庭のお財布を握る存在に媚を売る辺りが、ヤラしいヒーローだな」

麻呂 「という訳で、リーダは、"水の化身 麻呂スカイ" で決まりね」

テン 「え? 水を司るの? 空を司るの? どっち?」

麻呂 「その辺の曖昧とした部分は、リーダの性格をそのまま反映」

テン 「組織運営上、不安要素でしかないなあ。リーダのその性格」

麻呂 「次に、サブリーダ。
    これは既存の戦隊では、青とか黒とかが担当している」


テン 「そだね。ほとんどの場合、クールというか、ニヒルなキャラだよね」

麻呂 「麻呂レンジャーの場合、"アイボリー" に担当してもらう」

テン 「アイボリー!! 白でもピンクでもなくアイボリー!!
    そもそも、まず、どんな色なのか正確にイメージできないんだけど、
    "象牙色" だよね? 日本語で言うと」


麻呂 「そう。象牙色。つまり、骨の色。
    "骨の化身 麻呂アイボリー" の誕生だ」


テン 「何か、つくづく、ヒーローっぽくない。骨の化身って」

麻呂 「死体操り師(ネクロマンサー)として、死者の軍勢を指揮して、
    悪の組織を大軍で押し潰す、一騎当千の戦士」


テン 「もう、アイボリーだけで勝てるんじゃないかな。それだと」

麻呂 「次に三枚目キャラ。これは、既存だと黄色が担当しているイメージだが、
    麻呂レンジャーの場合、ここで敢えて"赤" を採用する」


テン 「おー、それはまた、大胆な考えだね。結構、面白いかも」

麻呂 「おちゃらけキャラという事を考慮して、"ほろ酔いの化身 麻呂レッド" だな」

テン 「小さいお友達からの共感を一切得られそうにないヒーローだよね。
    ほろ酔いを司って、一体、どういう正義を守れるんだ?」


麻呂 「正義とは何か? という根本を問う、深いドラマが作れそうだな」

テン 「ボクには、飲んだくれが管を巻くシーンしか見えてこないけど」

麻呂 「四人目は女性キャラ。既存だとピンクや白なんだけど、
    麻呂レンジャーの場合、ここで敢えて"赤" を採用する」


テン 「えぇ? 赤は三枚目のほろ酔いじゃないの?」

麻呂 「戦隊メンバは全員違う色 という固定観念も打ち砕いてみた」

テン 「打ち砕くのは結構ですけど、
    それだと、どっちがどっちだか分からなくなるんじゃね? 赤が二人いるんだから」


麻呂 「そこは、性別が互いに違うんだから、胸の膨らみとかで判別できるだろ」

テン 「小さいお友達は、朝からヒーローの胸を凝視する事になるのか……」

麻呂 「夢の様なヒーローだよな」

テン 「ゲスいヒーローだよ」

麻呂 「そんな訳で、"ただれた愛の化身 麻呂ダークレッド" が加入」

テン 「よりにもよって、ただれちゃってるのか。愛。
    普通に"愛の化身" で良いじゃないか」


麻呂 「正義とは何か? という根本を問う、深いドラマが作れそうだな」

テン 「またそれかよ!! 全然深みなんて生まれてないからね」

麻呂 「最後の一人は、何というか、無個性なキャラとして、
    無色透明の戦士 "空気の化身 麻呂スケルトン" が参戦!!」


テン 「無色透明!! 斬新すぎる色の選択だ。
    姿が見えないなら、敵に有効打を与えやすそうだよね」


麻呂 「敵どころか、仲間にもいるのかどうか見えてない」

テン 「仲間意識が欠如しすぎだよ、その戦隊!!」

麻呂 「というか、麻呂スケルトンだけじゃなく、
    リーダの麻呂スカイは、優柔不断で、現場に向かわずオロオロしてるだけだし、
    麻呂レッドは、酒場で酔い潰れてるし、
    麻呂ダークレッドは離婚裁判で出廷中で不在だから、
    姿が見えない、という点では他のメンバも負けてない」


テン 「平和を守れてないじゃん!! こいつら!!」

麻呂 「そこに颯爽と現れる麻呂アイボリー。
    一騎当千 の異名通り、千人からなる死者の軍勢を召喚して敵を殲滅!!」


テン 「強ぇー!! アイボリー!! マジイケメン!!」

麻呂 「そう。これは史上初の『千体』ヒーロー!!」

テン 「おお!! そうだったのかー!!
    ……って、あれ? アイボリーと千人からなる軍勢なんだから、千一体じゃないの?」


麻呂 「あ、アイボリー自身は、ダークレッドとの離婚裁判で裁判所に向かうところです」

テン 「アイボリーぃいい!!」

| Text | 18:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
Robot:ロボット
そして、毎朝、起こしに来てくれる。



テン 「そういや、ドラえもんって、2112年生まれだから、
    今年、つまり、2012年は、
    ドラえもんの生誕−100周年らしいね」


麻呂 「ドラえもんと言えばさ」

テン 「うん?」

麻呂 「お腹の四次元ポケットから出した未来の道具を使って、
    少し不思議な話が展開するじゃん?」


テン 「まぁ、そうだね」

麻呂 「そこで、究極の選択って訳でも無いんだが、
    "未来のロボット ドラえもん(但し、四次元ポケット無し)" と、
    "数多の未来道具が入っている四次元ポケット(但し、ドラえもん無し)" の内、
    どちらか一つ、得られるとしたら、どちらを選ぶ?」


テン 「うーん、即答は難しいね……。
    ドラは可愛いけど、やっぱり、未来の道具は魅力的だしね」


麻呂 「個人的な考えだけど、
    多分、ドラえもんの一番の魅力は、
    未来の道具を持っている事じゃないんだよね」


テン 「? と言うと?」

麻呂 「ドラえもんの本当の魅力ってのは、
    一緒に笑ったり、一緒に泣いたり、一緒に怒ったり、
    一緒に後悔したり、一緒に挑戦したり、一緒に冒険したり、
    何より、一緒に成長してくれる事だと思うんだよ」


テン 「……」

麻呂 「それに、何だかんだで対象者の事を一番に考えてくれるしな。
    だから、のび太が恵まれているなと思う点は、
    未来の道具を思う存分に使える事じゃなくて、
    こういう、家族と親友を足した感じの存在が近くにいる事だと思うんだ」


テン 「なるほど」

麻呂 「加えて、ドラえもんの凄いところは、"欠点"を持っている事だと思う」

テン 「欠点?」

麻呂 「例えば、ネズミを嫌いすぎて、
    ネズミを見かけるだけで地球破壊爆弾を発動させかける、とか」


テン 「某国もビックリの戦備だよね」

麻呂 「まぁ、地球破壊爆弾を持ち出すのはやりすぎだとしても、
    こういう、"欠点"を持っている存在が身近にいると、周りの人間としては、
    "こいつにもダメなところがあるんだ" みたいな連帯感とか、
    "こいつは、自分が支えてあげないとダメだ" みたいな使命感が生まれて、
    それがまた、人間的な成長に繋がると思うんだよね」


テン 「言っている事は分かる」

麻呂 「だからさ、オレ、思うんだよ」

テン 「うん」

麻呂 「美人で性格も良いんだけど、ちょっとオッチョコチョイで、
    家族ぐるみで交流がある、世話焼きな異性の幼馴染がいれば、
    ドラえもん、いらねーなって」


テン 「最低だ」
| Text | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
Master:マスタ

あれ? アレは切るものでしたっけ? 緩めるものでしたっけ?



麻呂 「突然だが、手品を習得してみた」

テン 「へ〜、麻呂さんって意外に器用なんだね〜」

麻呂 「まぁな。これでも子供の頃のアダ名は、器用貧乏、略して貧乏だったからな」

テン 「それは本当に器用貧乏の略だったのか、謎が残る幼少時代ですね」

麻呂 「で、どんな手品から披露しようか?」

テン 「あ、色々と習得してきたんだね。
    でも、ボクの方がそんなに手品に詳しくないからなぁ〜。
    逆に聞くけど、どんな手品があるの?」


麻呂 「じゃあ、まずは当てる系の手品からいこうか」

テン 「当てる系?」

麻呂 「先に言っておくと、車を電柱に当てる系、とかじゃないからね」

テン 「それは分かってたつもりなんだけど、もしかして見くびられてるのかな」

麻呂 「昨日まで動いてた車が突然動かなくなる、という点でイリュージョンではあるんだけどね」

テン 「タネも仕掛けもハッキリしすぎてるイリュージョンだね」

麻呂 「そうじゃなくて、当てる系ってのは、
    最初に選んでもらったカードを、オレが言い当てる、みたいな感じのマジック」


テン 「ああ、"このカードの束から一枚選んで、その絵柄を覚えて下さい"、みたいなヤツね」

麻呂 「そうそう。じゃあ、とりあえず、これを覚えて下さい」

テン 「何これ? 高校数学の参考書?」

麻呂 「55ページから83ページまでが今回の試験範囲です。覚えて下さい」

テン 「いやいやいや。観客に要求しすぎだろ。その"覚えて下さい" は。
    そもそも、ここからどうマジックに発展していくんだ?」


麻呂 「テストのヤマを当てます」

テン 「それはただのヤマカンだ」

麻呂 「60%の確率で当たります」

テン 「しかも、誇れる程には当たってないし」

麻呂 「文句が多いなぁ……。
    じゃあ、当てる系は置いといて、消失系マジックでもやる?」


テン 「お、消失系というと、一瞬で色々と消しちゃうマジックですか。
    これは期待できますね」


麻呂 「では、この口座に入っているお金が一瞬で消えちゃうマジックをやります」

テン 「待って。おかしい。それダウト!!」

麻呂 「昨日まで動いてた車が突然動かなくなったんで、修理費として消えました」

テン 「電柱当てる系は実話だったのかよ」

麻呂 「日常にちょっとしたイリュージョンを仕込むイリュージョニストだからな。オレは」

テン 「自分に仕込んでも意味ないんじゃないかな。イリュージョニストとしては」

麻呂 「しかし、当てる系も消失系も不評となると、
    残りは切断系マジックしか残ってないよ」


テン 「切断系? 人体切断マジックの事?」

麻呂 「そうそう。人体の一部を切断しちゃうマジック」

テン 「へ〜、でも、あれって結構大掛かりな道具が必要なんじゃないの?」

麻呂 「いや、オレの場合、道具は不要というか、もう既に切断しちゃってる」

テン 「え? もう切断しちゃってるの? ボクの体の一部を?」

麻呂 「うん。堪忍袋の緒を」

| Text | 21:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
Conversion:コンバージョン

「天国旅行」 → 「旅行天国」。バカンスは我が手中に。



麻呂 「小学生の時、国語の小コラム的なもので読んだのを思い出したんだけど、
    二字熟語で前後の漢字を入れ替えると意味の変わる言葉ってあるじゃん?」


テン 「んー?」

麻呂 「例えば、"社会" の前後の漢字を入れ替えると、
    "会社" になるから、意味が変わるよね」


テン 「あー、そういう事ね。
    逆に、"習慣" だと、"慣習" になるから、意味は変わらないね」


麻呂 「"牛肉" と"肉牛" も変わらないね」

テン 「いや、それは変わってるんじゃないかな。食べ物と生き物だし」

麻呂 「大きく見れば、どっちも食べられるよ」

テン 「見方が大局的過ぎる!!」

麻呂 「で、だ。ちょっと思ったんだが、
    この前後入れ替えの考え方を、四字熟語に応用するとどうなるのか?」


テン 「ほう。つまり、四字熟語における、前の二字と後ろの二字を入れ替える訳ね」

麻呂 「そうそう。例えば、"八方美人"」

テン 「前後の二字を入れ替えると、"美人八方"」

麻呂 「つまり、ハーレムだ」

テン 「えー。のっけからこれ? 最初はもっとマジメなものを選んでくると思ったのに」

麻呂 「だって、美人が八方にいるんだぜ。たまんねーな、おい。ゲヒヒ」

テン 「四字熟語一つでこんなに興奮できるなんて、低燃費な人生を送ってるなぁ」

麻呂 「次。"獅子奮迅"」

テン 「"奮迅獅子"」

麻呂 「まぁ、手の付けられないライオンだな。これは」

テン 「暴れまくってるね。獅子。躍動感がこちらにも存分に伝わってくる暴れっぷりだよ」

麻呂 「"開口一番"」

テン 「"一番開口"」

麻呂 「エントリーナンバー1番の人が遂に口を開いた、みたいな」

テン 「その状況をわざわざ四字熟語にする意味が分からない」

麻呂 「"飲酒運転"」

テン 「"運転飲酒"」

麻呂 「運転しながら酒を飲む事」

テン 「飲酒運転撲滅運動に真っ向から勝負を挑んでるね」

麻呂 「取り締まる警察の人もビックリだよな。
    "飲んだら乗るな" とは言われてるけど、"飲みながら乗るな" とは言われてませーん
    みたいな態度で来るんだから」


テン 「意表を突き過ぎの現行犯だ」

麻呂 「次。"無理難題"」

テン 「"難題無理"」

麻呂 「難題の解決を"無理ッス" って諦めた」

テン 「それはまた、軽快に諦めてるね」

麻呂 「ま、この話にオチを付けるのも、無理ッス って諦めてるからね」

テン 「それは諦めたらダメだよ!! ちゃんとオトそうよ!!」

麻呂 「……」

テン 「え……? ホントに諦めたの……?」

| Text | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
Daemon:デーモン

いつもの事ではありますが、その中でも一番、オチてない自信があります。



テン 「ペットを飼ってみたいんだけど、何かオススメとかない?」

麻呂 「お、それで、"中津のムツゴロウさん"、略して"なむさん" であるオレに相談に来た訳ね」

テン 「神仏に祈らざるを得ない様な二つ名に、一抹の不安が拭えないな」

麻呂 「でも、実際、オレはお前より動物の飼育経験が豊富だぞ」

テン 「まぁ、そうだね」

麻呂 「過去を含めても、イヌとかネコとか心に巣食った悪魔とか飼ってるからな」

テン 「最後のは飼ってちゃダメだろ」

麻呂 「でもな、動物を飼うという事は、命を扱うという事なんだ。
    中途半端な気持ちで飼うのは許されないからな」


テン 「うん。そうだね。だから、その辺も含めて相談したい」

麻呂 「オレも、中途半端な気持ちで飼ったばかりに、
    心に巣食った悪魔の制御に苦労しているからな」


テン 「いや、そっちの経験談はお願いしてない。
    てか、中途半端な気持ちから飼ってたのかよ」


麻呂 「たまに、制御不能に陥って表に出てくる」

テン 「ダメだよ!! ちゃんと制御してくれ」

麻呂 「"キヒヒヒ その落ちてる10円、ネコババしちゃえよ" とか言ってくる」

テン 「スケールの小さい悪魔だ」

麻呂 「"そして、その10円を元手に億万長者になって、面白おかしく人生を謳歌しようぜ" 
    とか言ってくる」


テン 「ハードルの高い悪魔の囁きだなぁ……」

麻呂 「で、何だっけ? 悪魔の飼い方だっけ?」

テン 「そんな事は一ミリも聞いてない。ペットの飼い方だよ。ボクが聞きたいのは」

麻呂 「悪魔をペットにすればいいじゃん」

テン 「ヤダよ。そんな使い魔みたいなペット」

麻呂 「でも、心に弱い部分を持てば、案外、簡単に飼えるよ」

テン 「弱みに付け込まれてるだけだよ。それ」

麻呂 「でも、迷った時とかアドバイスくれるし」

テン 「華麗なる堕落へのプレリュードだよ。そのアドバイス」

麻呂 「でも、心の中の天使を駆逐してくれたりするし」

テン 「何で悪魔側に属する気満々なんだ。
    てか、駆逐されちゃったのか。麻呂さんの中の天使は」


麻呂 「でも、可愛いイタズラとか、たまに仕掛けてくるし」

テン 「小悪魔だ。小悪魔系悪魔だ」

麻呂 「でも、一日2時間のエクササイズで若々しい肉体を手に入れられるし」

テン 「何のアピールだ。それは。既に悪魔の話ですら無くなってるじゃん。
    そもそも、一日2時間もエクササイズすれば、大抵は若々しい肉体を手に入れられるだろ」


麻呂 「でも……、でも……」

テン 「さっきから、でもでもって何なんだ。一体」

麻呂 「デーモン……」

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