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天国旅行記 二周目

クジャクヤママユガ破砕日記
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Elevation:狂瀾を既倒に廻らす

何故か「世界名作劇場」で一番覚えている作品。




子供の頃、夕方は「世界名作劇場」的なアニメの再放送の時間となっていて、
当時からインドア気質を全開にしていたボクにとってのゴールデンタイムだった訳ですが、
その中で、「小公女セーラ」という作品がありました。
全体的なストーリーとしては、父親の破産で無一文となってしまったお嬢様が、
周囲の酷な扱いにも負けず、最後は財産を取り戻してハッピーエンド
、といった感じなのですが、
ふと、「あの話をどういうペース配分で流していたのだろうか」と思ったのです。

何しろ、「世界名作劇場」は一年スパンのアニメであり、全部で約50話の大作です。
で、導入(元はお嬢様なのよホホホ)で5話、
最後の大団円(財産取り戻してホホホ)に5話使うとして、
残り40話が「主人公が貧しい境遇に落とされてボコボコにされる」になるとすると、
全編の八割が「主人公ボコボコ」という、大層な鬱作品になってしまいかねません。
しかし、確かに底抜けに明るい作品ではなかったとしても、
そんなダウナーに振り切った物語だったかとも思えないのです。
「絶望の牢獄(ディスピア プリズン) ミンチン学院」的なノリではなかった気がするし。
「サイコパス ラビニア」みたいなキャラ設定ではなかった気がするし。



そこで、とりあえず、各話のサブタイトルから全体の流れを考察してみようと、
本放送の放映リストを読んでみたところ、
「貧しい境遇から財産を取り戻す」という起承転結で言う「超転」に当たる話が、
バレーボールのワールドカップにより、前話から一ヶ月後の放送になっていたそうで、
リアルタイムで見ていた人の心痛を思うと、
ダウナーに振り切った物語と言っても過言ではないのかもしれません。セーラ。
ようやく、非道な周囲を見返せてカタルシスを得られると思ったら一ヶ月待ち。
これは折れる。主人公の前に視聴者の心が折れる。
それとも、最後の足掻きだったのだろうか。憎まれ役共の。ミンチン学院の。
バレーボールワールドカップが。

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